オーガニックダークチョコレートとは?カカオ74%の味わいと選び方

オーガニックダークチョコレートとは?カカオ74%の味わいと選び方

「オーガニックのダークチョコレートが気になるけれど、カカオ74%ってどのくらい苦いの?」
「57%や88%と何が違うの?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、カカオ含有率ごとの味わいの傾向から選び方、楽しみ方までをご紹介します。

ダークチョコレートとは?ミルク・ホワイトとの違い

チョコレートは主に「カカオマス」「カカオバター」「砂糖」「乳製品」の組み合わせでつくられています。
どの原材料を使うかによって、ダーク・ミルク・ホワイトの3タイプに分けられます。

  • ダークチョコレート:カカオマス、カカオバター、砂糖が主な原材料。乳製品を使わない(またはごく少ない)ため、カカオ本来の香りやほろ苦さを感じやすいタイプです。
  • ミルクチョコレート:ダークの原材料に粉乳などの乳製品を加えたもの。まろやかでやさしい甘さが特徴です。
  • ホワイトチョコレート:カカオマスを使わず、カカオバター、砂糖、乳製品でつくられます。色が白く、ミルキーな甘さが楽しめます。

「ビターチョコレート」はダークの中でも特に苦味が強いものを指して使われることが多い呼び名です。
明確な基準はないため、味わいの目安にはカカオ含有率を見るのがおすすめです。

カカオ含有率で味わいはどう変わる?

カカオ含有率とは、チョコレートに含まれるカカオ由来の原材料(カカオマス・カカオバター・カカオパウダーなど)の割合のことです。
一般的に、カカオ含有率が高くなるほど砂糖の割合が少なくなり、苦味や酸味、香りが際立つ傾向があります。
代表的な3つの含有率の傾向を見ていきましょう。

カカオ57%前後|甘さとカカオ感のバランス型

カカオ57%前後のチョコレートは、甘さとカカオの風味のバランスがとれたタイプです。
市販の板チョコより甘さはひかえめに感じられることが多い一方、苦味はそれほど強くないため、ダークチョコレートに初めて挑戦する方にもなじみやすいでしょう。
ブラウニーなど、甘さも大切にしたいお菓子づくりにも向いています。

カカオ74%|ほろ苦さと香りを楽しむ本格派

「カカオ74%のチョコレートはどんな味なのか」という疑問にお答えすると、甘さはぐっとひかえめになり、ほろ苦さとカカオの豊かな香りが主役になる味わいといえます。
口に入れた瞬間はほのかな甘みを感じ、溶けていくにつれて深いコクと香ばしさが広がり、後味はすっきりと感じられることが多いのが特徴です。

88%ほどの強い苦味ではないため、「甘いチョコレートは少し物足りない」「大人っぽい味わいを楽しみたい」という方にとって、ちょうどよいバランスだと感じられることが多いでしょう。
高カカオチョコレートの入り口としても選ばれやすい含有率です。

ヴァンヴリットの有機ダーククーベルチュールチョコレート(カカオ74%)は、有機カカオマス・有機粗糖・有機カカオバターなどを使用したスイス/ドイツ製造のチョコレートです。
深みと香ばしさのバランス、カカオの芳醇な香りとすっきりとした後味を楽しめるよう仕上げています。
そのまま味わうのはもちろん、ガナッシュやクッキー、ガトーショコラにもおすすめです。

カカオ88%|カカオそのものの力強さを味わう

カカオ88%になると、砂糖はごくわずか。
カカオそのものの力強い苦味や酸味、香りをダイレクトに感じられるタイプです。

有機ビタークーベルチュールチョコレート(カカオ88%)は、有機カカオマス・有機カカオバター・有機ココナッツシュガーの3つの原材料だけでつくられたビタータイプ。
研ぎ澄まされた苦味と透明感、長く続く酸味と香りの余韻が特徴です。

オーガニックのダークチョコレートを選ぶ理由

オーガニックのダークチョコレートを選ぶ大きな魅力は、原材料がシンプルであることです。
一般的なチョコレートには、なめらかさを出すための乳化剤や、風味を補うための香料などが使われることがあります。
一方、オーガニックのチョコレートの中には、こうした添加物を使わず、カカオと砂糖など最小限の原材料でつくられているものも少なくありません。
原材料がシンプルなぶん、カカオ本来の香りを素直に感じやすいのも魅力です。

なお、日本で「有機」「オーガニック」と表示するには、有機JAS認証を受ける必要があります。
有機JASは、化学的に合成された農薬や肥料を原則使わずに生産されたことなどを、登録認証機関が確認する制度です。

また、チョコレート選びでは「フェアトレード」という言葉を目にすることもあります。
これは、カカオなどの生産者と適正な価格で継続的に取引することを目指す仕組みのことです。

ヴァンヴリットのクーベルチュールチョコレートは、乳化剤・香料などの添加物を使わずにつくられています。

高カカオチョコレートの選び方

高カカオチョコレートは、好みに合わせて選ぶのがいちばんです。
迷ったときは次の視点を参考にしてください。

  • 初めて高カカオに挑戦するなら「カカオ74%」:甘さと苦味のバランスがよく、最初の1枚として選びやすい含有率です。
  • 苦味が好き・カカオの個性を味わいたいなら「カカオ88%」:甘さを抑えた力強い味わいです。
  • 苦味が苦手・甘さも欲しいなら「カカオ57%前後」:バランス型から試し、少しずつ含有率を上げていくのもひとつの方法です。
  • 原材料表示をチェックする:カカオマス、カカオバター、砂糖など、原材料がシンプルなものを選ぶと、カカオ本来の風味を感じやすくなります。

味の感じ方には個人差があるため、いくつかの含有率を食べ比べて、自分好みの一枚を見つけてみるのもおすすめです。

ダークチョコレートのおいしい楽しみ方

そのまま少しずつ味わう(コーヒー・紅茶と合わせる)

高カカオのダークチョコレートは、ひとかけらずつ口に含み、ゆっくり溶かしながら味わうのがおすすめです。
噛まずに舌の上で溶かすと、香りの広がりや後味の変化をより感じやすくなります。

飲み物と合わせるなら、カカオ74%にはミルクティーやカフェラテなどまろやかな飲み物、カカオ88%にはブラックコーヒーやストレートティーなど、すっきりとした飲み物が合わせやすいでしょう。

製菓用のクーベルチュールチョコレートをそのまま食べる楽しみ方については、クーベルチュールチョコレートをそのまま食べる楽しみ方の記事でも詳しくご紹介しています。

お菓子作り・料理に使う

カカオバターを多く含むクーベルチュールチョコレートは、口どけや香りがよく、お菓子づくりにも活躍します。
カカオ74%はガトーショコラやガナッシュ、クッキーなどに使うと、甘さひかえめで大人っぽい仕上がりに。
カカオ88%は、甘さを自分で調整したいときや、カカオの風味をしっかり効かせたいときに便利です。

刻んでホットミルクに溶かしたり、カレーの隠し味に少量加えたりするのもおすすめです。

まとめ

ダークチョコレートは、カカオ含有率によって味わいが大きく変わります。

57%前後は甘さとカカオ感のバランス型、74%はほろ苦さと香りを楽しむ本格派、88%はカカオそのものの力強さを味わうタイプです。
初めてなら74%から、苦味が好きなら88%からと、好みに合わせて選んでみてください。

ヴァンヴリットでは、カカオ74%・88%をはじめ、さまざまな含有率のオーガニッククーベルチュールチョコレートをご用意しています。
オーガニッククーベルチュールチョコレート一覧はこちらから、お気に入りの一枚を見つけてください。

執筆者プロフィール

デヴィッド・ヴァンヴリット

デヴィッド・ヴァンヴリット

2015年にオランダから愛媛県へ移住。趣味であるトライアスロンのエネルギー源として、母国ヨーロッパで日常的に親しんでいた質の高いオーガニックチョコレートが日本で手に入りにくいことから、自らオーガニックチョコレートの販売を開始。

スイスからの輸入販売を経て、現在は自らオーガニッククーベルチュールを輸入し、オリジナルチョコレートの製造・開発を行う。「生産者・消費者・環境のすべてに配慮する」をモットーに、原料選びからパッケージ素材、価格設定に至るまで妥協のない製品作りと発信を続けている。